さて。
先月、クラウドワークスで非承認になった記事を晒してみます。
タスク案件で、恋愛に関心の高い女性向けの記事の募集でした。
・文字数は1,200文字~2,000文字
・「はじめに」と最低5項目必須
・重要視する点は20歳~35歳、自分の経験を押し付けない・上から物を言わない・ほどよく丁寧な文章が書けること
・体験談は却下
・ポジティブなアドバイスで締めることが必須
などが条件で、このくらいならいけるか、と思ったんだけど、次の日には非承認でしたという連絡が。
ちなみに、作業単価は756円でした。
「独りよがり」と「アドバイス」の違い

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「友達以上恋人未満」から「彼女にしたい」と思わせるテク5つ
はじめに
「友達」より近いけど、「恋人」にはあと少し遠い・・・。なかなか進まないカレとの関係に、じれったくなることはありませんか?「彼女にしたい!」と思わせるには、いつもより少し違うあなたを見せることが大切です。カレの心を上手に刺激して、「友達」以上の関係を目指しましょう!
1.たまには素っ気なく接してみる
いつも側にいるあなた。カレはすっかり「気の置けない友達」として、あなたの存在を当たり前に思っているのかも。そんな「当たり前」を抜け出すために、いつもと違った態度で接してみましょう。目が合ってもすっとかわしてみたり、今までこちらから挨拶していたのであれば、あえて声をかけずに横を通り過ぎたり。普段と違うあなたに気づいて「アレ?どうかしたのかな?」とちょっぴり不安にさせることで、カレの方からあなたに近づくきっかけを作ります。ポイントは、カレが声をかけてくれたらいつも通りのあなたで接すること。変わっていないよ、と安心させつつ、いつもより距離を感じさせることで、カレの方から積極的に動く気持ちを引っ張りだしましょう。
2.他の男の存在をチラつかせて不安にさせてみる
「友達」としての期間が長くなると、あなたの人間関係をカレはある程度把握していたりしますよね。「俺より仲の良い男はいない」と安心しているのかもしれません。そんな時は、「この間○○くんと映画に行ったんだけど」「○○くんに誘われてランチに行ったんだ」と他にも仲良くしている男の子がいることをさり気なくアピールしてみましょう。仲が良いのは自分以外じゃない、と不安にさせることで、あなたを手に入れたい気持ちを刺激します。この時注意したいのは、「自分はこんなにモテるのよ」という「自慢」になるような言い方をしないこと。あくまで自然に、「あなた以外の男の子とも仲が良いのよ」ということを伝えるのがポイントです。
3.いつものお出かけで「デート」を意識させる
いつも二人でドライブしたり買い物したり。あなたは毎回着る服も気を遣って、メイクも可愛くして・・・と頑張っているかもしれません。もう一歩進んで、カレにも「これってデート?」と思わせるような機会を用意しましょう。「これ行ってみたいなぁ~」と「カップル限定」のイベントに誘ってみる、恋人同士が行くようなお店で食事をしてみるなど、周りに「恋人」がいるようなシチュエーションは、カレに「特別な関係」を意識させます。また、歩いている時にさり気なく服を引っ張ってみたり腕に触れてみたり、「友達」より近い距離を演出してみることも効果的です。ポイントは、「友達以上」という雰囲気を自然に作り出すことです。「あなたといて楽しい!」というアピールは大切ですが、「私って彼女だよね?」という押し付けは、カレの心が萎えることもあります。あなただけではなくカレ自身も楽しんでいること、これを意識しながら、ただの「お出かけ」を「デート」に変えていきましょう。
4.あなたを信頼しているから・・・と甘えてみる
例えば、友達とささいなことで喧嘩してしまった時。普段より元気がないあなたに気づいてカレが心配してくれた時は、「実は・・・」と、正直に話してみましょう。嫌いな女の子でない限り、頼られることは男性にとって大きな自信になります。悩みを打ち明けることで、「俺って信頼されているんだ」という安心感をカレに与え、また「何とかしてあげたい」という気持ちを動かします。そして、アドバイスしてもらったら「ありがとう」と素直にお礼を言うことも大切。相談しただけでなく、「この間の話、解決したよ」とその後をきちんと伝えることで、二人の信頼関係がより深まります。ですが、だからと言って、何でもカレに話して甘えっぱなしになることはやめましょう。度が過ぎる依存はカレに「重い」と思われ、離れていくきっかけを作ります。普段から自立しているからこそ、カレとの間に対等な信頼関係が築けることを忘れずに、上手に頼っていきましょう。
5.最後の手段!告白してみる
「友達以上恋人未満」から進むためには、あなたの方から告白することも必要かもしれません。男性の心は意外と繊細で、自分から告白することで今の関係を壊したくない、フラれて傷つきたくない、と何も言えずにいることが多かったりします。もし、カレからも明らかな好意を感じているなら、思い切ってあなたの方から告白してみるのも良い方法です。「好き」と言うのは、勇気の要ること。それをあなたが口にすることで、カレも改めてあなたの気持ちを受け止め、「俺も」と答えてくれるかもしれませんね。
まとめ
勇気を出して一歩踏み出すことで、カレもあなたへの気持ちに気がつくかもしれません。まずきっかけを作って、カレに「友達以上」の関係を意識してもらいましょう。
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といったものでした。
うーん、いま読み返すと「独りよがり」な部分が多いかな?という感じ・・・。
「他の男の存在をチラつかせる」って、あざといでねぇ・・・・・我ながら(゚A゚;)
これって意外と地雷で、「○○くんとランチに行ったの」と聴いて「え、他にも仲のいい男がいるのか?」と焦る男も確かにいるだろうけど、私の経験上、「そうなんだ、俺だけじゃないんだ」と冷める男もまた一定数いる。
男の独占欲を上手に刺激するなら、「○○くんとランチに行ったんだけど、美味しかったから今度そのお店に一緒に行きたいな!」とか、カレを立ててあげると良いかもしれない。
「俺は二番目かよ・・・」と一瞬ヘソ曲げるだろうけど、「○○くんと過ごした後であなたのことを思い出した(○○くんよりあなたの方が身近な存在)」という部分をアピール出来る。そして、そのお店に行ったら「○○くん」の話題は一切出さないこと。
他人を引き合いに出すのは、恋愛においてほとんどマズいことしかないけど、こういうのはアリなんじゃないかと思う。
・・・って、
ここまで書かんといかざったろうか・・・。
「いつものお出かけで「デート」を意識させる」っていうのも、相手に好意があればこそ成立する賭けみたいなものであって、もし本当にカレにとってはただの友達で、恋愛感情がかけらもなかった場合、ただの「勘違いしたイタい女」になること必須、必ずしも成功するものではない。
これは女性側から積極的に動いてけしかけていく勇気が必要な訳で、そこまで近くない、二人で出かける機会が少ない場合は使えない。
・・・・など、「アドバイス」、と言われるとちょっと首をひねる記事になってしまった。
書き手に求める年齢も大切
あと、引っかかったのは、「重要視する点」にあった「20歳~35歳くらい」という部分。
私は38歳、プロフィールでは30代という表記になっているけど、このクライアントが求めているのは30代前半までのライター、文章の感覚とか、文体とか、古かったかな、と思った。
これは相性もあるので仕方ないけど、アラフォーの私の書く文章は合わなかったかもしれない。
恋愛を扱ったメディアを読むと分かるんだけど、ターゲットにしている年代が若いんだよね、20代~30代前半くらいの読者を想定して書かれていることが多い。
気になるカレを振り向かせる方法、彼氏に可愛がってもらえる彼女になる方法、まだ結婚まで考えていない、恋愛そのものを楽しみたい女性向けというか。もっと気軽に読めて実践出来るものが良かったのかもしれない。
ネタはあるんだから、若い子向けの文章というか、ターゲットにしている年代が求める内容をもっと研究してみよう。
アラフォーにはアラフォーにしか書けない恋愛もあるとは思うけど、そういうのが書きたいならクライアントも選ばないとねぇ。
非承認は確かにつらいししんどいなぁと思うけど、何がいけなかったのか、もう一度依頼内容と書いたものを比べてみると、書いている時には気づかなかった新しい発見がある。
どこが悪くて非承認になったのかいちいち教えてはもらえないので、自分で考えるしかないけど、ダメだったからと言ってそのまま放置するのはもったいない。
この失敗を次に活かすこと。
これを繰り返して、書く記事のクオリティを上げることに繋げていきたい。
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