もう一度「ライティングの基本」を考える。「新しい文章力の教室」

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クラウドソーシングでも、ブログでも、絶対に欠かせないのが「ライティング力」

自分では書けているつもりでも、クライアントさんに見てもらうと修正の嵐、というのを毎回やらかしてはヘコんでいるヒロですこんにちは。

 

そんなある日、信頼しているクライアントさんからこちらの本を紹介していただきました。

「コミックナタリー」というメディアの初代編集長をされていた、唐木元さんが書かれています。

「苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」と副題がついていますが、その名の通りライティングに関することを基礎から学べる本。

 

基礎、というのは「書く前の準備」から始まる。

私も、記事を書く時はある程度こんな流れにしよう、とか骨組みを考えるんだけど、ナタリー式では「構造シート」と呼ばれる手書きのメモを使います。

主眼(テーマ)を決めたら、それに沿って話題を並べる。それを見ながら、より「読まれる」構成を考えていく、というやり方です。

私も実際に試したのですが、この「構造シート」の良いところは、「話題の順番を並べ替えることで最後まで読まれる流れを作る」ことが、書く前にできてしまうところ。

最初はこれで良し、と思った順番でも、考えているうちにより効果的な出し方というか見せ方、読ませ方を思いつくようになる。

それを試して納得のいく構成を最初に作ってしまうことで、あとはそのまま書いていけば良いだけになり、時間の節約にもなります。

書いていて、何かテーマとブレるなー、これ入れ替えた方がいいかな、とあれこれ悩みだすとどんどん内容が薄れていく(書く以外のことにエネルギーを使うから)ので、これは良い方法だと思いました。

 

続いて、「読み返して直す」「もっと明快に」「もっとスムーズに」と進んでいくのですが、とにかく書く側の姿勢を正される。

句読点の位置や数、受動と能動、係り受けの分割など、「読む側の負担を減らす」ことってもっと意識しなければ、と思う。

個人的にもっと気をつけたい、と思うのが「文頭一語目に続く読点は頭の悪そうな印象を与える」という部分。

 

そして、かつてのメンバーと共にステージの再開が決定となった。

・そしてかつてのメンバーと共に、ステージの再開が決定となった。

 

これだけパッと見ると分かりづらいかもしれないけど、この一文の前後に「もし、そうでなかったら」とか「これから、彼らの活動が始まる」とかあると、うん、読みづらい・・・。

自分では読みやすくするつもりの区切りでも、違和感のある流れになると読んでもらえなくなる。

 

そして一番これからも学んでいくところが、最後の「読んでもらう工夫」。

「あえて閉じた言葉で読者との距離を縮める」「数字を入れると具体性が増す」「タイトルは切り口の提示から」などなど、今すぐ考えたいアドバイスがたくさん書いてあります。

例えばブログ。クライアントさんから依頼されて仕事として書く記事と違い、ブログだと自分の好きなネタで好きなように書ける。

でも、気をつけないといけないのが「主観の押し付けは読者を白けさせる」ことで、「盛り上がった」「楽しかった」「感激した」ばかりの文章だと、読者は一人舞台を見ているような気分になって、置いてけぼりをくらってしまう。

「主観ではなく客観」「思いではなく事実」を述べることで、読んだ側が自発的に感動してもらえるように、と本では書いてあるけど、つい一人よがりな文章になりがちな私も、意識していかなくちゃな、と思いました。

 

文章ってそもそも一人よがり。

でも、ブログであれただの日記であれ、こうしてインターネットで公開する以上、読者を想定する以上、「読まれる書き方」っていうのは絶対に必要。

書くことでお金をもらうライターを仕事にするなら、なおさらライティング力はスキルアップが必須の部分であって、改めて「書くこと」の基礎を学べる良い本だと思います。

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「行動」を起こさせる文章こそ最強。「人を操る禁断の文章術」

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