さて。
5月末の話なのですが。
このブログから、お仕事についてお問い合わせがありました。
そらもうびっくり、ほんまにこんなことあるがや!!という喜びで胸がいっぱいになった。
お問い合わせしてくださった方(以下、クライアントさん)からは、今も継続してお仕事をいただいています。
ブログを通して仕事の依頼があるということ
私がこの「Parallel line」を立ち上げたとき、「いつかこのブログからお仕事の依頼があったら嬉しいな」という思いがありました。
このブログは私のポートフォリオみたいなもので、投稿した記事を読んで興味を持ってくださる方がいればいいな、と。
なので、クラウドソーシングのこと以外にも、恋愛や人間関係のことなど、いろんなテーマで書いています。
5月末の時点では記事の数も60くらいしかなくて、PVは一日100人もいない状態、まだまだ人目につくようなレベルじゃないなぁと思っていました。
私自身、クラウドソーシングで仕事をしていると言っても月に10万も稼げてはいない、まだまだ駆け出しレベル。ライターなんて名乗れるようなスキルはありません。
それでも。
クライアントさんは、私に目を留めてくださった。
震える手でキーボードを打ちながらお返事したことを覚えている。
めっさめさ嬉しかった。
テスト記事で撃沈したあと
それからメールでのやり取りを続けながら、文字単価や書いて欲しい記事のテーマなど、いろいろと細かい部分を決めていきました。
私にはもったいないくらい高い単価で書かせていただくことになり(正直私のスキルでこの額はありえんかったなと大反省中)、まずはテスト記事の発注をお願いしました。
書いて欲しいとされたテーマは思いっきり未経験の分野、知らない業界の話。
これは・・・どう考えても難しい上に時間がかかる・・・・。
決して苦手ではないんだけど、とにかく初めての部分がたくさんあり、テスト記事はもうパンパンの頭で書いてしまった。
で、アウト、という判定。
そもそもテーマそのものがズレていて、クライアントさんの望む部分が1ミリも書けてなかった。
自分でも「これでダメなら依頼も終わり」と思っていたので、結果は受け入れるけど、ただ、手直しはさせて欲しかった。
せっかく依頼を考えてくださったのに、テスト記事不合格、で終わるのは悲しくて。
それで、きっちり指導をいただいて書き直したものが、OKとなった時、軽く泣いたような気がする。
嬉しくて。
この時に引き下がったことが良かったのか、クライアントさんは私を雇うと決めてくださった。
クライアントさんからすれば、私のライティング力はこのブログで見ているとはいえ、やはり実際「仕事」になるかどうかは、書かせてみないと分からない。
テスト記事は他のクライアントさんでもこれから必ずお願いしようと思います。めっさ大事。
そして、スキルの足りない私でも雇ってくださった今のクライアントさんには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
「契約書」を交わすこと
あぁ、直接依頼って嬉しいな。
手数料がないもんね。
頑張って書くぞー!
・・・は、いいものの。
手数料がない、つまりクラウドソーシング会社に仲介を頼まない契約というのは、やはり「何かあった時に一人で対応しなければならない」ことになり、テスト記事が終わった段階で、契約書をクライアントさんにお願いしました。(*契約書については「フリーランスにとって契約書は命!必ず作っておこう!」をどうぞ)
クライアントさんはあっさり了解してくださって、私が作ったものを読んでいただき、内容がOKになった時点で2枚作成、お互いの印鑑をついて取り交わしました。
契約書というのは自分の身を守るだけじゃなくて、クライアントさんにとっても「契約不履行」の際には損害賠償を行える、大事な証拠になる。
「仕事」である以上、契約書は絶対に必要。そらそう。
これも、気持よく交わしてくださるクライアントさんで良かった・・・。
それから現在まで
それから、一日にひとつ記事を書き上げるペースで、ずっとお仕事を続けています。
最初はもう調べるだけですごい時間がかかったり、修正の箇所も大量だったり、苦しかった。
辞めてしまいたいとまでは思わない、でも自分でも納得のいくものが書けないストレスね。
そして高い単価を払ってくださっているクライアントさんへの申し訳なさ。
少しでも成長したい、喜んでいただきたい、と思っても、毎回ヘコんでばかりだった。
それでも、お叱りを受けながら書いていくにつれ、どんどん楽しくなってきました。
知らなかったこと、未経験のことをやらせてもらえるなんて、幸せだ。
そう思います。
最近は、少しだけ修正の箇所が減ってきた。褒めていただくことも増えた。
それだけで、モチベーションはぐっと上がる。
クライアントさんは、いつも真正面から私の記事にダメ出しをしてくださる。
もちろん一発でOKになることが理想なんだけど、「はい、書きなおして!」と言ってもらえるのは改善の余地があるからであり・・・・やっぱりありがたいことです。しみじみ。
もちろん、こんなクライアントさんばかりじゃない。ただ納品して終わり、という人もいた。というか、たぶん最初はそんな感じばかりじゃないかと思う。
コミュニケーションを重ねていけるクライアントさんというのは、ライターにとって本当に貴重であって幸せなことなんだな、と改めて思いました。
読んでくださる方のために良いものを書きたい。そして、発注してくださる(お金を払ってくださる)クライアントさんのために、良いものを書きたい。
今は、そんな気持ちで毎日キーボードを叩いています。
「発信していくこと」の重要性

実は、それからももう一件、お問い合わせをいただいたことがあります。
でもその時は、このクライアントさんの仕事にがっつり時間を取られていたこと、他の仕事をしていたこともあり、これ以上時間が割けないと思ったので泣く泣くお断りしました。
私のライティング力がもっと高ければ、一本の仕事にこんな時間を取られずにさくさく進めるんだろうけど。
いかんせん、無理も無茶もできない、実力がすべての世界。
たとえ時間がかかっても、一本をしっかりこなしていくこと、フィードバックを大切にして次に活かすこと。
私に合ったやり方で、これからも頑張るしかない。
そして、このブログももっと投稿していこうと思います。
6月は、プライベートで問題が発生したりして、時間も取られればメンタルも削られるという最悪のコンディションの中、更新が止まってしまっていた。
仕事だけは続けていたけど、これからはこの「Parallel line」も育てていこう。
発信を続けていたからこそ、こんな良いクライアントさんとの出会いもあった。お仕事のお問い合わせがあった。
いつどこで、誰の目に留まるかわからない世界。逆に言えば、更新を止めてしまえば、私の存在なんて簡単に消えてしまうインターネット。
続けることに意味がある。
クライアントさんや、応援してくれる家族、ブログの仲間、そして私自身のために。
本当に、ありがとうございます。
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