クラウドソーシングで仕事をしたい場合、「得意分野」があるとそれが自分の「強み」になります。
これについては詳しい、一家言ある、魅力を存分に語れる。
そういう武器があると、案件とマッチした時に書きやすいですよね。
また、クラウドソーシングサービスを提供する会社に複数登録した際も、漫然と案件を探して時間ばかり無駄にするより、書きたい案件が見つかりやすくなります。つまり、それだけ良いクライアントとの出会いが増えると私は思っています。
好きなことについてなら、どんなテーマであってもやってみようという気になりませんか?
なかなか書きたい案件が見つからない、得意なことがないという人は、「好奇心」を持って生活してみることをオススメします。
意外なところから関心のあるものが見つかったり、好きなものを知ることが出来るきっかけになるかもしれません。
どうして「得意分野」が必要なのか
「何でも書けます」というライターだって、きっと需要があるというか、何でも書けるというスキルも大切かもしれません。
ですが、私は「得意なところを深く書ける方が、融通がきく」と思っています。
例えば私の話ですが、「猫にマイクロチップを装着するメリット」という案件で2,000文字書いたことがあります。
私は猫が好きなので、猫にまつわるテーマなら2,000文字書ける、と思ったのですが、この時は、「マイクロチップってなに?」とまずそこからスタートでした。
それでいろいろと調べて、マイクロチップの仕様から装着した後の暮らしの変化、情報の登録先の機関から登録する手順まで、詳しく書くことが出来て、無事に承認してもらったのですが、その時、マイクロチップを装着することで猫の盗難を防げること(高級な猫に多い)、海外に連れていく時にはパスポートの代わりになることや、マイクロチップの装着を勧めている自治体が多いこと(補助金を出してくれる)など、新しい知識をたくさん仕入れることが出来ました。
好きなこと(得意なこと)があると、それにまつわる色んな方向の知識を新たに得ることが出来ます。
私はこの時、補助金を出している自治体に興味を持ってそれからも調べ、犬や猫の殺処分0を目指す県や団体が多いことを知りました。
ニュースにはなることが少ないのでなかなか知る機会がないけれど、実際には多くの自治体や団体・保健所が、殺処分を少しでも減らすために活動している。
この「知識」は、「行政の取り組み」であったり「殺処分の現実」であったり、もし関連することについて案件が出ていた場合、着手するきっかけになると思っています。
興味を持ってしっかり調べたことは、自分なりの切り口で書くことが出来ます。
「何でも書けます」という人が一から調べるより、読む側の心に届く記事が書けるのではないでしょうか。
「融通がきく」というのは、他のことも器用にこなすことではなくて、新たに得た知識を他のことに活かせることだと思っています。
「好奇心」があれば好きなものを見つけやすくなる
私は最初、「自分が書けるものってなんだろう」と結構悩みました。
いろいろと好きなものはあるけれど、「これについて書きたい」とまで思えなかったり自信がなかったり。実際に案件に手を付けてみて、やっぱり書けないと放棄してしまったこともあります。
「得意なことがない」「どれも中途半端な興味しかない」という(私のような)人は、普段から「好奇心を持って暮らしてみる」ことをオススメします。
むしろ、「好奇心」を持つことが、好きなものを見つける大前提かもしれません。
朝のニュースで観て気になったこと、スーパーで見かけた気になる商品、普段自分が使っているもの、家族の好みなどなど。
「何でこうなんだろう?」「これの理由は何だろう?」という些細な引っ掛かりが、「自分の関心のあること」だったりします。
また私の例ですが、ある夜ふと、お風呂に入りながら「何でこのシャンプー使ってるんだっけ?」と考えたことがあります。
無添加で肌に良いところ、ノンシリコンだけど髪がきしまないところ、トリートメントを使わなくても済むところ・・・。
以前、髪のボリュームが出ないことが悩みで、シャンプーを変えてみようと思ったことがあるのですが、調べてみたらトリートメントを使わない方が良いかも、という文章をいくつか発見し、その時にシャンプーのみでも髪がきしまないものが欲しくて、無添加だし安心して使えるこれを見つけたんだった。
これで「無添加のシャンプーの良いところ」が気になり、いろいろなメーカーのものを調べたりしました。
結果、「使っているシャンプーのこだわり」については案件があれば書けると思います(笑)。
これから派生して、無添加の良いところや薄毛(・・・)についても調べやすくなったと思います。
こういう、自分の体験が元にあるものは、やはり書きやすいというか、案件があった場合着手するハードルがぐっと下がります。
「広い視野」が持てるメリット
一般的に、「好奇心旺盛な人」が明るくてアクティブな印象を受けるのは、常に自分のアンテナを張っていて、気になることはすぐに取り組むフットワークの軽さがあるからかもしれません。
調べてみて、興味を失ったならそれでもいい。要は、「どこからでもネタを拾える広い視野」が良いんだろうなと思います。
そこから、好きになるかもしれない。詳しくなれるかもしれない。
私自身は、どんなきっかけで何を調べることになるか分からない面白さも感じます。そして、「これについてなら書ける」ものが増えていくことも、楽しいです。
「得意分野が欲しい!」という方、ぜひ日々の暮らしからヒントを得てください。
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