今夜はとんかつでした。
午前中、スーパーに行ってたんだけど、精肉コーナーでとっても美味しそうな国産豚ロース肉を見つけた。
美味しそうな生のお肉って、豚肉なら色がピンクで鮮やかなんだよね。脂も真っ白で新鮮で。
これは主人に食べさせたい、と思って買ってきて、夕方、「今夜は美味しそうなロースがあるけどとんかつにする?カツ丼にする?」と訊いたら「とんかつで~」とのこと。
何故か小麦粉はバイオレットを使ってしまった。
バイオレットって、スーパーで売られている薄力粉の中でもちょっと値段が高めのやつで、普段はカトルカールを焼く時専用にしている。
揚げ物の衣にバイオレットって、ちょっと贅沢でいいなぁとか思いながら(まぁ揚げてしもうたら味の違いらぁて分からんろうけどねぇ)、卵につけてパン粉もつけて。
付け合せはキャベツの千切りにトマトに、ブロッコリーとゆで卵のからしマヨネーズ和え、きんぴらごぼう。
汁物は、知り合いにいただいたあさり入和風とろろスープ。
揚げたてを食べてもらいたいので、お皿やお箸をすべてセッティングして、揚げるだけの状態にしてから揚げ油を用意する。
今夜も美味しいとんかつになりましたとさ。
意識しないことが「いたわる」こと

主人は魚より肉が好きで、とんかつや唐揚げのような揚げ物もよく食べたがる。
地元に美味しいチキン南蛮を出すお店があって(いつもめさめさ繁盛しているのでなかなか行く気になれない)、そこの味を少しでも再現したくていろいろ工夫するんだけど、そういうのも喜んで食べてくれる。
下ごしらえとかで手を汚す料理って、手間の分愛情が入ると思っているから、とんかつだってエビチリだって、ちゃんと作るよ。
年度末の今は、主人は一年で一番忙しい時期。
朝早くから出て行って何時に帰宅するか分からない毎日、この三連休も休みなし、それでも、愚痴を言わずに日々頑張ってくれている。
帰ってきたらわずかな時間でも息子をあやして、一緒にお風呂に入って。
私に出来るのは、お弁当を作ること、美味しい晩ご飯を作ること。
家事や育児はほとんど私の負担になるけど、それでも、主人へのご飯を適当に済ますわけにはいかない。花粉症の今は体調が悪い時もあるけど。
「お疲れさま」といつも口にするけど。
労る、というのは無意識のレベルで考えているのかもしれない。
いちいち言葉にしていたら恩着せがましくなるのが嫌で、その代わり、主人が少しでも満足してくれるように、あれこれ手を尽くしてみたり。
朝は地元の人が焼いている美味しいパンを。
食後のデザートには、同じく地元のケーキ屋さんが作っているロールケーキを。
当たり前の日常の中で、自然に相手を思いやる気持ちを抱えて過ごせることは、幸せなことだと思う。
感謝の言葉も要らない。
お皿が空っぽになればそれでいい。
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