「いつも明るくて誰にでも笑顔で接する人」が決して好かれない理由

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はい。

初対面から数回お話した方からは、8割「接客のお仕事されてる?営業?」と言われるヒロ39歳A型てんびん座子どもは一人そうですね愛想笑いは上手いと思いますこんばんは。

要はただ「愛想がいい」ってだけなんだけどね。

人間関係において、「物怖じせず笑顔で話しかける」ことは円滑に関係を進めるために必要なことだと、ずっと思っている。

間違いではないだろう。

誰だって、私だって、たとえ「今日はえい天気ですね~」の一言であれ、表情のない顔で口にされるより、笑顔で言われる方がいいに決まっている。

が。

こういう「いつも明るくて誰にでも笑顔で接する人間」っていうのは、実は好かれないことが多い。

私はそれを何度も経験している。

なぜか。

「相手との距離感がつかめずに失礼な振る舞いになっている」ことが多々あるからだ。

 

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誰だって、自分なりの「他者との距離感」を持っている

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私が普段から心がけていることは、

「先の笑顔は相手を笑顔にする」

ということ。

「こんにちは」と笑顔で先に話しかけること。多くの人は、つられて表情がぱっと緩んでくれる。

実は物怖じしていないわけではない。緊張もするし、「嫌な顔をされたらどうしよう」という不安は常にある。

それでも、私自身が、先に笑顔で話しかけられると嬉しくなるということを実感しているので、やっぱりそうしてしまうのだ。

同性にしろ異性にしろ、「愛想がいい」というのは決して無駄なことではなくて、それから打ち解けて会話が進むことというのは日常でもよくある。

それはそれでいいのだ。

ただ。

相手によっては、「馴れ馴れしい」「図々しい」と思われることも、決して少なくない。

そういう気配を感じたら、私はすぐ引くようにしている。単に届かなかっただけで、良い悪いではない。

その人にはその人なりの「他者との距離感」というものがあるだけで。

誰だって、心と体の「パーソナルスペース」を持っている。すぐに他人を受け入れる人、また一定の距離をとることでバランス保っている人だってたくさんいる。

「あの人っていつも笑ってて人当たりがいいけど、ただの八方美人だよね」と言われることもある。

確かにその通りだし、男性に対しても女性と変わらず積極的に向かってしまうので、そういう姿を見ている同性からは警戒されるというか敬遠されることもある。

だからといって、じゃぁ愛想をなくせばいいとは思わない。もうそれは仕方ないのだと、今は割り切っている。

私はただ、他者と楽しく過ごしたいだけ。

私といることを楽しんで欲しいだけ。

こんな脳天気な気持ちこそ、相手の思慮を無視した距離の詰め方になってしまい、最終的には拒絶されることにつながるんだけどね。

楽しく過ごしたい、と思うのは私だけであって、それを相手に押し付けることによって、無遠慮にパーソナルスペースに入り込んでしまう。

つまり、自分との関係を尊重していない、と取られてしまうのだ。

変に卑屈になったりすることも失礼なんだけど、一方的に仲良くなりたいという好意を押し付けることは、「自分の気持ちを無視されている」ことになる。

ここを客観的に見ることが出来ないと、本当に「ただの失礼な人」になってしまう。

だから、いつも明るくて人当たりが良くて、というのは、実は両刃の剣なのだと、つくづく思う。

 

大切なのは、「笑顔」より「距離感」

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「あなたはいつ話しかけても笑顔で答えてくれるから好き」

と、先日年上の女性の方に言われてちょっと泣きそうになった。

あぁ、この人は、私との距離感を心地よいものと感じてくれているんだな、と。

私の明るさは、時に空回りする。

無遠慮であることが相手の心を開かせることもあるが、逆に疎ましいと思われることだってある。

そして敬遠されてしまうのだ。決して相手の方から寄ってこられることはないし、仲良くなれることもない。

そんな時、あぁ私ってダメだなぁ、とさすがに落ち込むけれど、こうして受け入れてくれる人もいる、という事実は、本当に嬉しく思う。

大切なのは、いつも笑顔で話しかけることじゃない。

相手の望む距離感をつかむこと。

相手にとって、私は「鏡」になる。

これくらいがちょうどいい、という相手の気持ちを尊重することで、相手は私の中に受け入れてもらえたという安堵を見る。

本当に「いつも明るくて誰にでも笑顔で話しかける人」というのは、そういう相手の気持ちを汲むことに長けている人だと思う。

誰だって、他人とは居心地の良い関係でいたいだろう。

だから、私は、自分の「楽しく過ごしたい」を押し付けるんじゃなくて、「楽しく過ごしたいけど、あなたは?」という一呼吸を意識することを、心がけたい。

笑顔だってもちろん大事。男は度胸、女は愛嬌。

ならその明るさを、より相手のために活かすことを、これからは目標にしたいと思う。

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