メディアでの執筆を始めてから、周りの友人や知人から恋愛ネタをいただく機会が増えた。
ネタをいただくと言っても、もちろんそれをそのまま面白おかしく書くわけじゃない。
執筆しても良いかどうかの許可は必ず得るし、内容も特定されないように書き換える。当たり前だけどプライバシーの尊重は絶対に必要。
で、たまに記事を読んでもらう仲良しのアラサー女子からは「ヒロさんこれ面白くないわー」とあっさり言われて撃沈したりする orz
いや、それでね。
話を聞いていると、私の周りで幸せな恋愛をしている女性には共通点があることに気がつく。
「悔いがない」ことの幸せ

「あなたがどうであれ、私はあなたが好き」
と胸を晴れる女性は強い。
自分の気持ちに自負を持てる女性は強い。
私の周りで幸せな恋愛をしている人はみんなこう。
「奪う」のでも「与えてもらう」のでもなく、「まず自分が与える」姿勢は大事だなといつも思う。— ヒロ (@hiro_parallel00) 2017年5月5日
あぁ、この誤字脱字はほんまに気をつけようね、うん orz
本日公開された「OTONA SALONE」さまの記事に登場する彼女。
恋に臆病なアラフォー男性に勇気を持たせる、たった1つの言葉 https://t.co/dV9JF4cZ78
— otonasalone編集部 (@OTONA_SALONE) 2017年5月7日
彼女は、「(相手に)好かれているかどうかわからない」不安をずっと抱えていた。
いい雰囲気でドライブなんか行って、帰り際、「もっと一緒にいたい」って濃密な空気が流れているのに、何も言わない男。
苦しい胸を抑えながら帰宅して、それでも「今日はありがとう、楽しかった」と送る。それが実感だから。本音は寂しくても、それは言わない。
すると「俺も楽しかった」と返してもらえるんだけど、それならどうして、先に進んでくれないの。
そんなジレンマにずっと悩んでいた。
遊び?ヒマつぶし?
でも、一向に手を出してくる気配はないし、少しの時間でも自分と会うために時間を作ってくれる姿を見ていると、そんないい加減さは感じない。
だから会いたい。話したい。側にいたい。
苦しくても寂しくても、会ってくれるなら。一緒にいてくれるなら。
彼女は。
「あなたがどうであれ、私はあなたが好き」
という気持ちだけは捨てなかった。
だからいつも「ありがとう」と伝えた。あなたの気持ちはわからないけれど、私と過ごすことを選んでくれてありがとう。
それは純粋な愛情なんだよね。
「俺も、ありがとう」と返してくれる彼への信頼だけが拠り所だった。
最後はなかなかドラマチックな告白になって、そんな顛末を私はずっと聞いていたんだけど、しみじみ、「自分の気持ちに自負を持てる女性は強いなぁ」と思った。
誰だって愛されないことは怖いよね。自分ばかり想いを向けて、もし叶わなかったら、つらいじゃない。
どうしても、相手にも同じ量の気持ちを求めてしまうじゃない。
愛してくれないなら、早くそう言って欲しい。そうしたら諦めるから。
両想いになれないなら、それを前提にできないなら、好きになんてならない。
こんな人は多いからね。でも、これだって「不要な傷」を避けたくてそうなる、って気持ちもわかる。
この記事にも書いたけど、本当にもったいない。
「負け戦」はつらいよ、確かに。惨めだし。「愛されない自分」なんて見たくないし。
でも。
愛しきることでしか、手に入らないものも確実にある。
私も過去に愛すことが怖くて相手を大事にできなかった男性がいる。
「見捨てられる不安」から愛情を出し惜しみして、傷つけて終わってしまった恋もある。
反対に、上手くいかなかったけど、自分なりに頑張って気持ちを伝え続けた恋は、終わった後もどこかすっきりしていた。
悔いがない、っていうのは、たとえ叶わない想いであったとしても、幸せなことなんだよね。
彼女が伝え続けた「ありがとう」という愛情は、自分の気持ちに後悔したくなかったから。
まず愛すること。
これが出来るから、男性にもその想いはちゃんと伝わって、「自分の存在を認めてもらえる」ことの喜びを与えてもらった男性もまた、純粋に彼女を愛することが出来た。
結構長い「両片想い」の状態だったんだろうね。
最後の一歩(最初の一歩)を踏み出すきっかけは、何でも良かったのかもしれない。
でも、愛する気持ちに自負を持てる人は、いずれ愛される。
これは確かだと、彼女の笑顔を見つめながら思う。
コメントを残す