さて。
新しいお仕事に没頭しているヒロですこんにちは。
「没頭」っていうのは、文字通りのめり込んでます。楽しくて。
何が幸運かって、このブログからお仕事を依頼してくださった方(クライアント)がとても熱心に私に言葉をかけてくださることで、毎度いただくメールからは記事やその周辺の「書くこと」に対して真摯な姿勢がガンガン伝わってくる。
「記事を発注すること」に対してきちんとした考えがあって、私の力量を見た上でどこまで書けるかを把握してもらっているというのは、正直すごく安心する。
もちろん、お願いされたもの以上のクオリティで納品することが目標だけど、現実はそうもいかず、一度なんか、修正どころか書き直したくらいの勢いでダメ出しをされてしまい、盛大にヘコんだ。
これはね、単に私の理解力不足、力量不足ながやけどね・・・orz
クライアントさんには大きなご迷惑をおかけしてしまった。ほんま猛省。
いやいや頑張るでよ、ヘコみゆうだけじゃぁいかん。
で。
書くことが一番大切なんだけど、その前に、「お仕事」である以上欠かすことの出来ない「契約書」も必ず作っておくこと。
フリーランスにとって、契約書っていうのは命綱みたいなもの。何かあっても誰も守ってくれないので、作業する前にきちんと作っておくことが大事。
契約書は気持よく仕事するために必須
「契約書」「業務委託書」は、自分の身を守るためもあるけど、やっぱり双方が気持よく仕事をするために必須やと思う。
お金のトラブルを防ぐことはもちろん、これがあると「仕事だ」っていう意識が違うというか。
フリーランスでしかも末端の、私みたいに何の知名度もない駆け出しのライターにとって、いただける仕事というのは本当に貴重だけど、だからこそ不安や懸念なく取り組めるように、自分でしっかり管理していかないといけない。
「内容」と「お金」に関することはもれなく記載する
まず、何より大切なのは「仕事の内容」と「報酬」のこと。当たり前やけど。
- 「どんな内容の仕事なのか」・・・記事の作成だけなのか、コンテンツも作るのか
- 「報酬はどんな形で、いつ支払われるのか」・・・文字単価は幾らか、記事単位の報酬か、いつのタイミングで支払われるのか、支払い期日はいつか
まず、内容については、「自分がするべきこと」をはっきりさせることが目的。
記事を書くだけと言われていたのにサイトのデザインまで要求されるとか、新しいコンテンツの作成を要求されるとか、意図しない作業が発生しないように、曖昧な部分はなくしておく。
例えば、作業の延長線上で「こんなことも出来る?」という話があるかもしれないけど、それを受けるなら、その時は改めて契約書に記載し直すこと。
結局、口約束やメールのやり取りだけで進めてしまうと、いつの間にか「何でこんな作業やってるんだろ?」となることもあるので、クライアントに「自分が発注している作業の内容」を意識してもらうためにも、細かくてもしっかり書いておくことは大切だと思う。
報酬については、「文字の単価」や「記事ひとつの単価」をはっきりさせること。
支払いのタイミング、複数の記事を納品してからなのか、ひとつの納品ごとなのか。
支払いの方法、銀行振込か手渡しなのか、振り込みなら手数料はどちらが払うのか。
支払う期限はいつまでか(一週間以内にとか)。
私は手渡しで受け取ったことがないので、ここは正直どう書けばいいか分からないけど、銀行振込の場合は「振込先の口座も記載しておく」こと。
意外と忘れがちなのが「いつまでに振り込むか」という期限で、これを記載していなかったら支払いを先延ばしにされても文句が言えない。
「支払いがあるまで次の納品はしない」とかね、そこまで盛り込んだらいいんだろうけどね。
私の場合、どうしても「払ってもらう側」という意識が強くて、だからこそ後で揉めたり泣き寝入りしないために(こういうことでメンタル削るのほんまに嫌ながって)、最初から細かく書くようにしている。
契約書を作る時に参考になるサイト
契約書に記載するべき内容はほかにもいろいろとあるんだけど、とりあえず絶対に外せないのは上記のこと。
ほかに決めておくべきことについては、
■ フリーランスが知っておきたい契約書の書き方&テンプレート
などを参考にしています。
実際に契約書を一から作るのは大変なので、テンプレートを使うのもオススメ。
■ 「仕事の面倒を失くして、新しいビジネススタイルを提案する|bizocean(ビズオーシャン)」
上のサイトは、会員登録すると「業務委託契約書」や「請求書」などたくさんのテンプレートを無料でダウンロード出来ます。
内容を書き換えるだけで使えるので、私もお世話になってます。
フリーランスとして働くために必要な知識・情報はこちらがボリュームあって読み応えアリ。
「対等な関係」で仕事をするために
フリーランスって、とにかく「自分の身は自分で守ること」が本当に大切で、何かトラブルがあった時など、対処出来ることにも限界がある。
契約書がないばかりに不本意な扱いを受けても文句も言えず、泣き寝入りするしかないこともしばしば。
私も、契約書なしで受けてしまったこともあるけど、それは「相手が大きな会社など身元がしっかりしていて、かつ依頼の内容もしっかりしていた」場合だけだった。
相手を「どこで信用するか」って難しいでね。
企業にしろ個人にしろ、「信用」には担保がない。「この人なら大丈夫かな」なんて自分の感覚などまったくあてにならない。
そういう曖昧なものに頼って貴重な仕事の機会をいい加減に扱うより、最初から契約書を用意して双方が気持ちよく向き合えるようにすることが、フリーランスには必要な姿勢だと思う。私は。
契約書?そんなの必要ないでしょなんていうクライアントさんとは正直仕事したくないでね。
「仕事」に対する姿勢の問題ながやおな。
「依頼する側」「依頼を受ける側」、どちらも対等な関係であるべきで、それは綺麗事でも何でもなく当たり前のことで、自信を持って自分で作ってしまえばいいと思う。
今回、このブログから仕事を依頼してくださったクライアントさんは、私が「契約書を用意しますのでご確認をお願い致します」と言うと快く受け取ってくださった。
契約書を交わす意味をきちんと理解してくださっていて、本当に安堵した。
この方は、記事を発注すること(読む側が納得出来るような記事を書いてもらうこと)について本当に熱意のある方で、それこそ綺麗事でも馴れ合いでも何でもなく、私の至らない部分はガンガン指摘してくださる。アホほどやりがいがある。
なので、全力でやらせていただこうと思います。関係は対等であっても、そこに込める情熱はどれだけあってもいい。
自分の仕事を自分でしっかり扱えるように。
身を守るという意味だけじゃなくて、クライアントさんとも良い関係を築くための一つとして、契約書は欠かせない。
これも貴重な社会勉強だよね。
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