「二人目妊娠」について思うこと

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雨の中、友達二人は子どもを連れて待ち合わせのレストランまで来てくれた。

二人とも第二子を妊娠中、一人はもうすぐ臨月に入る大きなお腹で、荷物の入った大きなマザーズバッグを肩にかけ、もう一方の腕にはもうすぐ二歳になる子どもを抱っこしている。

もう一人も、よちよちと自分の足で歩く子どもの手を引いて、目立ち始めたお腹にリュックを背負い、笑顔で立っていた。

私はといえば。

昨日から痛みだした両手と、今朝になって左肩に炎症が出てしまい、息子を抱っこ出来る状態ではなかったので、たまたま休みだった主人にお世話を任せ、ひとりで来ていた。

息子も皆に会わせたかったなぁ、と思うけど、無理のきかない自分の身体、友達に気を遣わせるのも気が引ける。
夫がいなければ私も息子も約束をキャンセルするしかなかったことを思えば、今日はおとなしく、会えるだけでも良しとしよう。

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「タイミング」の大切さ

人形の写真

今日待ち合わせしていたのは、槇山町にある「土佐水木」。

ここは古民家を改装したレストランで、離れには完全個室が用意してあり、子連れでゆっくり食事したい時によく使う。
・・・お喋りしながら入ったので写真撮るのを最後まで忘れてしまった・・・orz

二階、六畳くらいの畳のお部屋、窓も大きいしエアコンも完備してある席は、呼び出しのボタンを置いてあるので店員さんに来てもらうのも簡単で、とにかくゆっくり出来る。

それぞれまずは子どもたちに持ってきたお昼ご飯をあげながら、いろいろと近況を話した。

「二人目」のタイミングって、いつが一番良い、っていうの本当に人それぞれだと思うんだけど、友達ふたりの話はそれぞれ違っていて興味深かった。

もうすぐ臨月を迎える友達は、「三人欲しい!」という元気さで、二人目はこの時、と決めていたそうだ(産み分けにも挑戦したそうだ)。
三人目も産むことを考えると、確かに間は空けすぎない方が良いのかな。

彼女の話で印象的だったのは、

「育児はコンパクトにしたいがって」

という言葉。

いずれは社会復帰して外で働くことを考えると、一番手のかかる乳幼児の頃を一人ひとり空けたくない、一気に世話をしたい、という気持ちはよく分かる。
三人育てる、となると収入の面でも早く仕事に出たいと思うし、子どもの手のかかり具合も、年が近い方が楽だと思う。

ひとり産んでみて、育児の流れみたいなものを掴むと、今後の生活のビジョンが見えてくる。
しっかり計画してるんだなぁ、家族も協力的でいいな、と笑顔いっぱいの彼女を見ていると幸せな家庭の様子が伝わってくる。

もう一人の友達は、まだいいかなと思いつつ「旦那さんが早く欲しがったから」という理由で今のタイミングになったそうで、いずれ産むつもりがあるならそれも良いかも、と思った。
子どもが好きだという旦那さんは、以前お見かけした時も、大事そうに子どもを抱っこする姿が印象的だった。

こちらももうすぐ二歳を迎える一人目の子どもは、もう一人で歩くことも出来るし、食事も自分で手を伸ばしていちごを頬張る姿がとても可愛らしい。
食が細いのが心配で・・・と彼女は言うけど、おもちゃを掴んで歩く姿、私のおみやげのお菓子を美味しそうに口に入れてくれる様子は健やかな成長が見えて、元気ならそれが一番だよ、と素直に口に出来る。

二人目が産まれたら、赤ちゃん返りもあるかもしれない、これからイヤイヤ期に入るしそちらでも手がかかるかもしれない、それでも、進んで育児をする旦那さんがいてくれれば心強いよね。

二人とも、自分のタイミングを受け入れたんだなぁ。

子どもが一人から二人になる大変さは、周囲の協力がなければ乗り越えられないことが今よりもっと増えるだろうことは、簡単に想像できる。
一番身近な家族である夫の存在、その力をしっかり感じることが出来て、自分の親にしろ義理の親にしろ、良い意味で「なんとかなる」と思えなければ、産む決断ってなかなか出来ないだろうな。

「命」の重さを一度体験したからこそ。

しっかり育てていく、という決意があって初めて二人目を産むことが出来るのかもしれない。

自分の「器」と向き合う

070

私はといえば。

まだまだ二人目は考えられない状態。

まず自分のリウマチの問題。
産後、特に悪化したということはないけれど、炎症による痛みは子どもの世話すら困難にさせて、家事もこなせない日があることを思うと、乳幼児を二人抱えるのは無理だと自分自身がよく分かっている。

子どもを産んで育てるのは、最前線に立つのは私である以上、やはり身体の事情は無視できない。ただ「欲しい」だけで産むほど無責任にはなれない。

そして。

今の私には、ライターになりたいという夢がある。

まだ何もやれていない、将来への道筋が何も出来ていない状態で、これ以上家計に負担のかかることは出来ない。
もちろん、いつまでもライターとして芽が出ないなら、方向転換する時もくるだろう。
次の出産は一人目よりさらにハイリスクな高齢出産になることを思えば、そう長い時間待ってはいられないかもしれない。

それでも。

今はこの夢に全力で向かいたい。
やっと見つけた夢だから。

今の私の「器」は、まだ二人目を迎え入れる準備が整っていない。
私自身、納得した上で産みたいから。

私の身体を第一に考えてくれる夫は、決して無理強いはしない。
子どもが好きで、欲しくてたまらなかったであろう夫は、無事に産まれてすくすくと育つ息子を日々とても大事にしてくれる。
それに感謝しつつ、ちゃんと話し合って二人目も考えたい。
産んで終わりじゃない、守り育てていく親として、しっかりした「器」を用意したい。

 

友達の妊娠がどうか順調でありますように。
無事に出産出来ますように。

今は、友達の抱える新しい命とそれを育む友達に、精一杯エールを送りたい。

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