年齢を重ねることは美しい。老いることを恐れない強さ

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女優の中谷美紀さんや檀れいさん、歌手の安室奈美恵さん、aikoさんなど、芸能界ではアラフォーでも本当に美しい人たちがたくさんいる。

もちろん、芸能人なので美容とかめっさ気を遣ってらっしゃるんだろうなと思う。自分を磨くことって年齢が上がれば上がるほどハードな修行になっていくと思うんだけど、それでも、テレビに映る皆さんの美しさを見ていると、これを保つ努力って本当にすごいなと思う。

容姿だけじゃなくて、もちろんそれ相応の「中身」も問われるんだろうけど、やっぱり良い年齢の重ね方をされてきた方は、演技にしろ歌にしろ、年をとってなお人を魅了するものを持っていると思う。

個人的にaikoさんの歌とか好きだけど、いくつになってもああいう恋愛の中のせつなくて痛々しい女心を上手に歌詞にする才能とか尊敬する。

アラフォーって言葉、響きが悪いのか何なのか、どうしても「オバサン」みたいな印象を私は受けてしまうんだけど、芸能人の方々を見て思うのは、テレビやステージなど「生活感」を感じさせない場で活躍していらっしゃるから、美しさだけが目につくんだろうなということ。

ただの一般人で日々の暮らしに追われる私など、あんな佇まいなど持てようもないが。

それでも、あんな風になりたいと思わせてくれる励みは、いまとても大切だと感じる。

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誕生日を祝えない不思議

トルソーの写真

私は1977年生まれで、今年で39歳になる。

20代の頃は、こんな年齢の自分など想像もつかなくて、どんな暮らしをしているのか、結婚はしているのかなど、まったく考えたことがなかった。

いま、交際期間を含めると10年一緒にいる夫と、一歳五ヶ月になる息子と生活しているが、すごい贅沢は出来なくても落ち着いた日々を過ごせていて、現状に大きな不満はない(夢はあるが)。

毎日、鏡に写る自分を見て、あぁ老けてきたわー、ほうれい線が、シミが、とため息をつくことはあるが、だからと言って自分の姿から目を背けるような嫌悪はない。

老いることは怖くない。

ずっと不思議に思っていることがある。

特に女性の場合だけど、どうして、年齢が上がるにつれて誕生日を祝うことがタブーみたいな雰囲気になっているんだろう。

私の尊敬する年上の女性の方が、先日誕生日を迎えられたんだけど、その時、周りの仲間にこの方の年齢の数字が入った服を着てお祝いしたい、と言ったら、失笑されるからやめとけ、と呆れられた。

その時も思った。

生まれた日を祝うことが、そんなに悪いのだろうか。

いくつになったかをあえて隠してお祝いすることが当たり前みたいになっていて、何だか少し、消化不良気味で。

単純に私は自分の年齢をまったく気にしていないから、サバをよむとかありえないし、年齢を訊かれたら普通に答えている。
なので、もし私なら、誰かがそんなことをしてくれたら、すごく嬉しいんだけどなぁ、と思った。

確かに、その方がもし自分の年齢を気にされていたら、そんなことしたらすごく嫌な気持ちにさせるだろうし、失礼にすらあたるのかもしれないが。

それは分かるから、要はその人次第なんだろうけど。

それすら、確認もしない。出来ない。勝手に「年齢は隠すもの」と周りが決めつけている。

・・・が。

私もその時躊躇したんだ、その方に「年齢を出しても良いですか」と訊くことを。

この質問自体が、常識外れなのかもしれないと思って。

その方に嫌な思いをさせたくない、と勝手に決めつけてしまっていた。

今は少し後悔している。やっぱり確認すれば良かった。

誕生日って、お母さんのお腹から自分の意思で外の世界に出ようと決めた、本当に素晴らしい日じゃないか。

それを、年齢が上がるにつれて真っ直ぐに祝えなくなるという風潮が、何だか寂しい。

37歳で出産した時のこと

私は息子を37歳の時に産んだんだけど、高齢な上に自己免疫疾患を抱えてのいわゆるハイリスク出産だった。

幸い、つらいつわりもなく妊娠の経過は順調で、分娩もスムーズな方だったと思う。

普段から体を動かしていたので、年齢の割に筋肉があったことも幸いした(高齢になるとお腹の赤ちゃんの重さを抱えきれずに早産になるケースも多い)。

が、この時ほど、自分の年齢を自覚させられたことはなかった。

出生前診断の決断(うちはやらなかった)。

エコー検査(奇形やダウン症の兆候の確認)。

産後は周りのお母さんは圧倒的に20代や30代前半の人が多く、子育て支援センターに遊びに行くといつも私が一番年上に見えたこと。

それらは決して不快なものではなかったけど、出産に関しては、年齢は色濃く関わってくる。色んな方向に。

産んだ後、「これからが大変ね。成人するまであと何年働かなくちゃいけないのかしら」みたいなことを言われることもあるけど、高齢出産をこんな風に捉える人が多いことも知った。

私の場合は、息子を産むまである程度自分の好きなことで生活費を稼ぎ、好きなことを趣味にして楽しんでいたので、達成感じゃないけど何て言うか、やりきった感みたいなものがあった。

未練はないし、自然妊娠は難しいと言われていた自分が子どもを産めた奇跡は何ものにも代えがたく、これからは家族のために生きていこうと普通に思う。

若いうちに産んだ人より、少しだけ、自分だけの時間を多く持って過ごすことが出来ていたから、子育てもある程度肚をくくって臨むことが出来ているのかもしれない。これも年齢のせい。

毎日、息子の世話は大変だしクラウドソーシングでの仕事も始めたし、時間が足りない!と思うことはたくさんあるけど、結局、出産前まで楽しんでいた趣味にも無事に復帰出来て、何だかんだ言いながらやれているのだ。

人の振り見て我が振り直せ

ドライフラワーの写真

ことさらに厚化粧をして年齢不詳を装ってみたり、若作りして無理な服を着ているアラフォーらしき人をたまに見かけるけど、正直、それもアリだと思う。

要は本人がそれを楽しんでいればいい訳で、周りに迷惑をかけないなら自分をどう見せるかはその人の自由。

私が嫌いなのは、それをわざわざ「ねぇねぇあの人見た?化粧のけたら誰か分からんでねぇ」と口汚く罵ることが出来る人間の方で、そういう心の卑しい人間にだけはなりたくないと思う。

人の振り見て我が振り直せ、やね。

年を取ると、思慮が足りなくなるというか我慢がきかなくなるというか、どんどん図々しくなる自分がいることもまた事実。

それを自覚して、諌めなければと思う時、テレビに映る美しい女優さんが目に入る。あぁ同い年なのにこんなに違う、こんな凛とした女性になりたい、と思わせてくれるのが、芸能人の良いところなのかもしれない。

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