私はまだまだ「文字単価」に縛られる。お仕事をお断りした話

さて。

家族揃って迎える日曜日の朝って、何て言うか平日とは違う時間の流れがあって、息子にパンをあげている夫のためにコーヒーを淹れて、自分たち用のパンをトースターに放り込んで卵をスキレットに落としたり、まったりと過ごせて良いなぁ、としみじみ思うヒロ38歳好きなものは映画大好物はジェット・リーの作品ですこんにちは。

昨日、このブログを通してお仕事の問い合わせをいただいた。

丁寧に書いてくださっていて、内容もそんなに悪いものではありませんでした。

ですが、一晩考えた結果、お断りさせていただきました。

今日はそんな話。

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ひとつの記事の「価値」

ノートパソコンをたたく指の写真

依頼してくださった方は、自身のブログもアドレスを書いてくださっていた。

口調もいたって普通で、よくある仕事の依頼、という感じでした。

内容は、ママと子ども向けの記事作成だったんだけど、

1,000文字くらいでお願いするとしたら、1文字どれくらいの金額を希望されますか?

とあったので、私は正直にいま自分が設定している価格をお伝えしよう、とその時思った。

で。

すぐに2通目が届く。

するとそこには、

支払いは、銀行に前払いで1か月に30から記50記事を考えています。
今回は初めてなので、0.4円から希望しています。
写真や画像は相談のうえで、プラスしたいと思っています。

・・・。

あぁ、単価の設定されちょったのねん・・・。

それは良いんだけど。

その額なら、ランサーズとかクラウドワークスで募集した方がもっと書ける人がたくさん居る気がしました。

このブログからの問い合わせということは、恐らくちらっとでも記事は読んでくださっているんだと思う。

それでこの単価を設定されたのだとしたら。

ちょっと悲しかった。

いや、依頼をもらえるだけマシで、私のように末端のライターに直接依頼してくださるんだから、本当ならどんな仕事でもありがたくお受けするべきなんだろうけんど。

先日書いた【WEB】お仕事を受け付けております。【その他】で連絡をくださった方は、きちんと私の書いた文章を読んでくださっていた。

その上で、私に仕事を頼みたいと仰ってくれた。

文字単価については、先に私に訊いてくださって、私は正直に、ふっかけるなども一切考えずに(本当に)、いま受けている額をお伝えしたら、それでOKですと仰ってくれた。

ふっかける、というのは恐ろしいことで、下手に釣り上げたところで苦しむのは絶対に私だし、今の実力に見合った額だと、自分では思っている。

で、いま一生懸命書かせていただいている。

今回は。

いまお受けしている他の案件とのバランス、時間の調整なんかを考えると、この単価でお受けするメリットを、どうしても思いつかなかった。

なので、丁重にお断りさせていただきました。

本当に申し訳ないことだと思います。

クラウドソーシング会社を通すと、手間もかかるし手数料もかかるし、こうやってブログなんかで仕事を探しているライターに頼む方が手っ取り早い、というのはあると思う。

そのやり方も決して悪いことじゃないと思う。

私だって、ランサーズやクラウドワークスで何時間もかけてやれそうな案件を探す手間を考えれば、こうして直接依頼してくださる人がいることは、本当にありがたいこと。

が、今回は、他に抱えている案件が初挑戦未経験なものもあり、調べたり書くことに結構な時間がかかっているので、1,000文字とはいえ一月に30記事から納品することは無理だと正直思った。

ひとえに、私の実力不足がお断りさせていただいた原因です。

他に仕事していなければ、間違いなくお受けさせていただいていたと思う。

私はまだまだ「文字単価」に縛られる

ノートとペンの写真

今回のことで、文字単価の低さが悲しかった、とつぶやいたら、

単価うんぬん言うより、売れる文章書けるようになった方が何倍も良いし報酬も文字数じゃなくて出来高制になれる。文章で商売するんだから。

という意見をいただいた。

本当にそうだと思う。

文字数ではなく出来高制で、というのは私の今の目標で、結局最後は「文章のクオリティ」がすべてになる。

文章で商売するんだから。

げにまっこと。

私はまだまだ文字単価の額に縛られる。

少しでも高い単価で仕事をしたいと思う、でも現実はなかなかそうもいかず、交渉が出来るほど自信のある文章を書く実力もない。

・・・まぁ、これが現実ながよねぇ。そらそうよ、書いて食っていきたい人なんてごまんといる今の世の中、こればぁの文章しか書けん私やに、高い単価など望めるかっ。

要は、「このライターならこれくらい出してもいいかな」って、文字単価なんかじゃなく考えてもらえるようになることが、重要。

私は、「この人に書いてもらいたい」と思って欲しい。そう思ってくれるクライアントさんと仕事がしたい。

そうなるためには、とにかく書くスキルを上げること。

「書けるなら誰でもいい」という依頼でも良いから、要はそのチャンスすら掴むのが難しいのが私のような末端のライターなんだから、受けられるものはやっぱりどんどん受けていくべきなんだよね。

例えばこのブログなら、いろんな面で「成長してるな」って思ってもらえたら、また依頼も変わっていくんだと思う。

当たり前やけど、書くことだけじゃダメで、それを読む人がいてこその商売。

地道な努力しか、成功する道はない。

いつか、「文字単価」のこだわりから抜け出せるように。

余談だけど、アフィリエイトサイトを運営されている方とお仕事させていただくと、指摘されることがすべて骨身になるくらいためになることが多い。

アフィリエイトについては詳しく書かないけど、クライアントのお一人からいただくメールは毎回文字通り宝の宝庫で、突かれるところは毎回同じような部分、こうして弱点を矯正していける機会をいただけるのは、本当に幸せなことだと思う。

読む人ありきの文章。

私が書いているのは、そういうものなんだと。

今日改めて思いました。

どうでもいいけんど。

私は書くことが好きだ。あぁ。

スキレットの写真